◆ 秋田弁護士会が投資被害110番を行います(平成26年3月14日)
秋田弁護士会が,平成26年3月14日(金)10時から15時まで,投資被害110番(無料電話相談)を行います。電話番号は018-863-0121(この日時だけつながります)。
先物取引被害全国研究会の呼びかけに応じて毎年開催しているもので,全国各地で開催されます。
金の現物の取引をしようと思ったら,先物取引を勧誘されたとか,
確実に元が取れる,元本割れはない,高配当だと言われて投資商品を購入したのに損失を受けている,配当が止まってしまい連絡が取れなくなったとか,
値上がり確実な未公開株といわれて購入したとたん連絡がつかなくなったとか,
今あなたが勧誘を受けている社債を購入すれば私が倍の値段で購入すると勧誘されて,購入したとたんに連絡がつかなくなったとか,
二酸化炭素の排出権取引について投資をしたが心配だ,
東京五輪に関連して投資を勧誘されたが大丈夫か,
iPS細胞に関連して投資を勧誘されたが大丈夫か,
等々,投資被害,投資を謳った詐欺被害が蔓延しています。
警察庁の発表(PDF)では,特殊詐欺(未公開株,社債,ファンド等をうたった詐欺)の平成25年の被害額は約487億円です。1日当たり1億3000万円もの被害が生じていることになります。
秋田県の平成25年の被害額は,秋田県警の発表(PDF)では,約2億9300万円とのことです。1日あたり80万円の被害が生じている計算です。
警察に被害相談していない方は,相談している方の何倍もいると思われます。被害に気付いていない人が多いのではないでしょうか。
もしかして,自分は被害に遭っているのかも,あるいは,知り合いが最近様子がおかしい,もしかして被害に遭っているのではないか,と心配なら,是非,この110番に電話相談してみてください。
3月7日秋田弁護士会館で記者会見を行った様子が,AAB秋田朝日放送で報道されております。
投資詐欺被害増える 60代や70代に狙い...注意を(秋田朝日放送HP)
秋 田弁護士会によりますと、ここ数年未公開株の購入や太陽光発電への投資などのファンド型商品を騙った怪しい金融商品の勧誘が目立っています。さらに東京オ リンピック投資や震災復興投資などの被害もあります。弁護士会では、14日に「投資被害110番」を行ない、当日は弁護士が相談に応じます。
県生活センターには、ここ3年で投資被害に関する相談が200件以上寄せられました。実際に支払ってしまったケースは60件に上り、数件の被害を合わせて1千万円以上になったケースもあるそうです。
60代、70代からの相談が目立ち、年金や退職金を元手に老後の資金を増やそうとして被害に遭うケースが多く、注意が必要です。